[2018 出張 in Belgium] 美しい椅子張り生地メーカー

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今回のヨーロッパ出張でずっと行きたかった生地メーカーさんの工場に行って来ました。パリから北へ、電車とバスを乗り継ぎ3時間掛かって辿り着きました!Googleでルート検索し、ストリートビューでどのような場所か確認。本当にGoogleって便利ですね。

Algemene Twoという生地メーカー。歴史は約100年。ベルギー南部に位置する都市コルトレイクはナポレオン時代に麻の織物工業が発展し、今でも生地工業を営んでいる会社が多くあるとの話。こちらの会社は元々ベルベット専門の織物工場でしたが、5年前に経営体制が変わり、現在では昔からある技術を使いながら様々な生地を創り出しています。

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左側がデザイナーのSabine、右側がセールスのEmmanuel
私が滞在したのは5時間程。工場案内やデザインの説明などなど盛り沢山の内容。デザイナーは全員で3人いるそうです。Sabineは20年間こちらでデザインをしているベテランです。生地のデザイン、そのデザインを再現するために必要な織りを組み立てて行く作業があり、一つのデザインを完成させるのには膨大な時間が掛かります。

色んな展示会を視察し、トレンドを意識しながらも市場にはない自分たち独自のデザインを常に意識しているとの事。「最近はどこを見てもシンプルな生地ばかり….それじゃつまらない!」その言葉通り、Algemeneでは、他には無い色彩豊かな生地が並んでいます。彼女たちのChallengeする姿勢に共感し、すっかりファンになってしまいました!

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ランチを近くで買って来てくれてご馳走になりました。シンプルですが、とても美味しかったー。ごちそうさまでした。

こちらの動画を見て頂くと分かるのですが、生地の質感が素晴らしい。厚みがある分、生地自体の奥行きや手触りが魅力的。そしてデザインも去る事ながら、色使いがまたすごい!デザイナーが楽しんで創っている様子が生地を見ていると伝わって来ます。

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こちらは新作。8種類の糸を使っており、デザインするのがとても大変だったとか… 笑 デザイン自体は「シノワズリ」の様に、昔の西洋の人々が憧れを抱いた遠い国々(これは南アメリカかアフリカ大陸?)の自然モチーフを取り入れたもの。

こんな感じで、各デザインに対して沢山のカラー展開があります。これを捲っていくのがとても楽しい作業。今回は5時間滞在しじっくり隅から隅まで生地を見させてもらいました。リサブレアでも数種類の生地をオーダーしましたよ!見ているだけで楽しくなる様な、ここにしか無い生地。

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こちらは、織りの機械。ガシャンガシャン音を立てて動いてました。この生地はカーペット級の厚地を織る事ができるそうです。専門の職人さんが、糸が切れると直ぐに飛んで来てその都度治している様子が頼もしい。私が工場にお邪魔したのは夕方17時頃。殆どの人はすでに帰っていましたが、お会いした方々は暖かい笑顔で迎えてくれました。

最後に案内しくれたのが、この100年間のデザインアーカイブの倉庫。3000ほどあるのでしょうか。懐かしい宝物の様なデザインもありました。博物館級ですね 笑 どうやって整理するべきか悩んでいるそうです。兎に角、デザインの話から些細な悩み事の話など終始話しまくった数時間。遠いですが、きっちりお邪魔して話を聞くことの大切が身にしみます。

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こちらが会社の前の道路。バスを降りて10分ほど歩くのですが、車とトラック以外は通っていない田舎街です。雨も降っていたので不安しかなかったのですが、蓋を開けてみると本当に楽しい旅になりました。帰りは電車を間違えパリに戻るのが夜中になってしまいましたが、それもまた良い経験。Algemeneの皆様、本当にありがとうございました!

 

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