昭和キャビネットをDIYで塗装してみた!

こんにちは!デザイン担当のりさです。
今日は私が個人的に譲り受けたキャビネットのお話。全く好みではないけど捨てる事はできない家具、皆さまはお持ちでしょうか?昔の家具はつくりもしっかりしており、今では中々手に入らないデザインが多いのですが、特に色味がちょっと… で悩んでいる方も多いのでは無いでしょうか?

譲り受けたキャビネットは昭和感があり、お家も築年数が経っているビンテージ(←便利な言葉 笑)なので、余計に昭和感が強調される…  ビフォア写真を撮り忘れたので、チラッとだけ写っているのが下の写真です。

扉の取手も全て外してしまいました。日本ではDIYをする文化が根付いていない為、いざ取手や壁付フックを探そうと思っても気にいる物が無かったりすることも多いのです。そんな場合は海外から仕入れる(笑)と言う事で今はリサーチ中です。

どうしようか悩んでいましたが、どうせなら塗装してみよう!と心を決めて直ぐにイギリスの塗料を買いに走りました!Farrow & Ballのショールームが神戸兵庫区、リサブレアから車で10分程度です。実際にサンプルを見て選べるのはとても助かりまし、お店の方が色々教えてくれますよ!

赤がいいなと思ってはいましたが、同じ赤でもこれだけ種類があると流石に悩みます(笑)
ブラウンに近づくと床の色と同化してしまいそうなので「96番ツヤなし」に決めました!塗料を選ぶ際には「ツヤ」を選ぶ事ができます。一般的には艶の%が上がると強度は増します(傷付き難くなる)。今回は強度よりも質感を優先したかったので艶なしを選びました。

色名を後で調べるとチコリー(写真下)と言う野菜の名前でした。色名を知ると商品開発した会社の背景や文化が見えるので、面白いですね!

先ずはサンダーで塗膜を削り、表面を傷つけて塗装が乗りやすいように下準備します。その時の写真はありませんが、私は自動サンダーをホームセンターで購入しました。作業時間は2時間程度となります。
埃が出るのでベランダでの作業をお勧めします。削りにくい箇所はそのまま放置。プロの仕事では無いのであまり気負わずに楽しみながらするのがDIYのポイント!

その後は醍醐味である塗装作業。ガラス面は付着するといけないので、マスキングテープとカッターを使って養生します。
プロの塗装屋さんに聞くと、養生が作業の8割と言われる程この作業は仕上がりに大きく影響するそうですよ。

棚の本体は平らな面が多いのでローラーを使う、塗りにくい扉などは刷毛を使い少しずつ塗り重ねていきます。私は5度塗りしましたが、朝からスタートして夕方には完成しました。

ポイントはムラがあっても気にせず塗り重ねていく!事で、最終的には綺麗に仕上がります。一度で綺麗に塗ろうとすると塗料が溜まりそれがムラになってしまいます。

サンプルで見るより美しい色に仕上がりました!96番色にして正解でした!
表面も美しく仕上がり大満足です。取手はまだ探しているので、一旦は無しのままでいきたいと思います。

いかがでしたでしょうか?塗装の良いところは飽きたらまた塗り替える事ができると言う点。
塗料が余っているので、ついでに壁も塗り替える予定です(笑)

キャビネット上のアートも暫く立て掛けていただけだったので、これを機にタイルの目地(タイルとタイルの間のセメント部分)に細い釘を打って、そこに掛けるとお部屋が整ってきた感じがします。

自分が好きなインテリアに変えていくには道のりは長いですが、ボチボチ手を入れていきますので、またブログにてご報告致します!最後までお読み頂きありがとうございました。

用意するもの
1)塗料(今回はFarrow & Ball 96番色艶無し)
2)刷毛とローラー(ホームセンターにて購入)、ローラー皿(今回は食品のプラスチックパッケージで代用)
3)床養生の為のダンボールやブルーシート
4)マスキングテープとカッター
5)電動サンダー(ホームセンターにて購入)
6)工具(ヒンジや取っ手の脱着に、ドライバーやペンチがあると便利)

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