アンティークチェアのリペア

2020年に入ってから、椅子の張り替えをする事が多くなってきまして、色々と張り方があるのだと改めて発見させられます。

スツールにチェアにソファ等、特にアンティークの物はタッカー留めではなく、短い釘で留めてあります。

張り替えを行うので、今張ってある生地は剥がさなくてはならないので、この剥がす作業が結構大変です。

タッカーや釘が何か所も留められているので、専用の道具や、ニッパー等を使って抜くのですが、これだけで手に豆ができたりします(自分だけでしょうか…)

また張り直す際にどのように張られているのかを確認しながらなので、重要な作業ともいえます。

今回はこちら↑のアンティークチェアの張り替えをさせて頂きました。

以前もご紹介させて頂いた、リサブレアでは継続してとても人気のあるドイツ、Hopke(ホプケ)の椅子張り用の生地。

張り替え前はこちら↑

長年使用していると座面のウレタンや、バネ、テープ等が傷んだり切れていたりします。

こちらも座面が凹んでいるのが分かります。

剥がすとこのような状態に。

アンティークの椅子の中材は今のようにウレタン等ではなく、馬毛や椰子の繊維だったり天然の物を使っています。

凹んでいた部分には新たにウレタン、キルト綿を足して修復します。

背面部分も同様にキルト綿を足して同じように張り直していきます。

座面、アーム、背面、張り替えはこれで完了です。

張り替え前はトリムを縁に施しておりましたが、今回は鋲を装飾しました。

この縁の装飾があるのとないのでは、随分雰囲気が変わってきます。

アンティークの風合いと、華やかに見えるブルーのダマスク柄、それを引き立てる古金調の鋲でとても上品に仕上がりました。

 

今、新型コロナウイルスの影響で、自宅にいる時間が長くなっているかと思いますので、家で過ごす時間がより有意義になってくれれば幸いです。

Workroom Assistant Ubatani

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