応接間のシノワズリ・インテリアデザイン

和歌山県のG様邸の応接間のインテリアをご依頼頂きました。

椰子の木がシンボリックにそびえ立つお庭が窓腰に広がる、開放感溢れる贅沢な応接間です。応接間は奥様の趣味であるステンドグラスの作品や、旅先で出会ったシノワズリの陶器やアートが並ぶ空間であり、まさにお客様を迎えるには最高の場所。


窓の向こうに見えているのが大きな椰子の木。窓辺に並ぶステンドグラスに光が入る様子がとても綺麗です。

アートが置いてある玄関を入ると目の前にあるのが今回ご依頼頂いた応接間です。海外ではフォーマルリビングと呼ばれ、自分達の日常とは切り離し、ゲストをおもてなしをして大切な時間を過ごすための空間。

シノワズリのコレクションがあちらこちらに飾られています。当初は背の高いディスプレイ用の家具をつくる計画でしたが、圧迫感と整列感に違和感を感じたG様。空間に馴染むようコンソールテーブルを2台配置し、気分に合わせて自由に作品を移動できるように変更しました。


左は弊社オリジナルのシノワズリの壁紙

G様からのご依頼は「シノワズリ・インテリア」


元々シノワズリが大好きなG様。コレクションを拝見させて頂きましたが、それは西洋人が憧れた色鮮やかな東洋的なテイストのものばかりでした。お近くに住んでいるお嬢様はイギリスに留学されていた経験もあり、お二人で行かれた旅行で見つけた繊細な刺繍のアートも本当に美しいものでした。

ご提案に際し、最初に決まったのは、創業200年を迎えたBraqunie (ブラクニエ・フランス)のシノワズリ生地。クラシカルな柄とコットンベルベットの厚みのある生地を気に入って頂きました。この生地は私が大好きなパリのホテルのダイニングで使われており、以降ずっと気になっておりました。1777年にデザインされた生地で当時付けられた名前は「パイナップル」、現在はARIZONAと名付けられています。メイド・イン・フランスに拘る職人技と、ヨーロピアンなシノワズリ感が何とも魅力的で憧れでもありました。


ドレクセルの椅子を張り替えてます。背面座面は「ARIZONA」背裏は無地でパイピングはピンク。

全体的にトーンを暗く落ち着かせていく


ダークトーンの壁紙をご提案させて頂く際、「暗くなりすぎないか?」と心配される方も多く、採用されることが少ないのですが…
窓が大きく明るいお部屋だったので、全体的なお部屋の色味を落としても明るさは問題ないと判断し、思い切って明度を落としました。結果、とても落ち着く雰囲気となり、お部屋の印象は大きく変えるポイントとなりました。

 

色柄ミックスでレイヤードする面白さ


ポイントとなったのは、コーラルピンクのソファ。AD COREというブランドのソファで生地を選ぶことができます。たまたま選べる生地の中にコーラルピンクがあり、その色がお客様のお好きな色味だったのでラッキーでした。ブルーグレー〜グリーンを1人掛けチェアやクッションとして取り入れ、カーテンはゴールドです。

柄は、シノワズリ x 豹柄です。豹柄は日本人にとっては「大阪のおばちゃん」のイメージが強いのですが、海外では幾何学模様のような捉え方をされており、コーディネートしやすい柄として重宝されています。


ソファの両サイドにはボルスタークッションを!

お部屋のグレードを上げる家具「ドレクセル・ヘリテージ」

家具はドレクセル・ヘリテージです。30年程前に日本で大流行したアメリカ家具の代名詞。その後、日本から撤退し2018年には事実上事業終了となりました。弊社のお客様はドレクセルの家具をお持ちの方が多く、お家に入ると堂々たる重厚感を放ち、私たちも大好きな家具。今では手に入らないため、ヴィンテージ家具としての取り扱いしている店舗がございます。


手前から1Pチェア、奥に見えるコンソール、センターテーブルもドレクセル・ヘリテージ

縦ラインのシャープさはカーテンで演出


インテリアの中でのカーテンの機能的な役割はご存知だと思いますが、私たちはカーテンの装飾性を重視しています。ドレープ感を美しく出したり、光沢感なのかマットなのか、フワッとorシャープな表現が必要なのかなど、検討項目は多くあります。G様邸では、マットな質感がありながら柔らかい表情のあるCasal(カサール・フランス)のファブリック。ゴールドの色味が絶妙だったので、こちらをセレクトしました。


色が豊富なので、微妙なカラーコーディネートができます。

また、カーテンが閉まる内側には、グリーンのトリムテープを付けております。カーテンは開いてる状態がデフォルトなので、常に窓の両側に存在しており、そのほかの家具との調和を保っています。


弊社が独自で輸入している巾9.5cmのトリミングテープ

縦ラインのシャープさはカーテンで演出

余った生地がどうしても出てしまうので、今回はテーブルランナーを制作致しました。コンソール上に作品を置く際のマットとして使って頂いたり、テーブルのセンターに置いて、コーディネートを楽しんだりと楽しみ方はお客様それぞれです。

「ダイニングから応接間を眺めて、幸せな気分に浸っております!」と仰って頂き、私たちも嬉しい限りでございます。
今からまたG様と共に時を重ねていくインテリア、そして趣味であるステンドグラスの作品が増えていく姿を想像しております。

G様、この度は弊社にご依頼頂き誠にありがとうございました!

 

 

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