伊勢賢島のオリエンタルなお宿

こんにちは!デザイン担当のりさです。
皆様Goto使って旅行に行っていますか?
ぼやっとしていると人気の宿は来年まで満室状態、Goto効果は日本全国に波及していることを肌で感じます。

諦めかけていた中、友人が偶然予約が取れたとの事、伊勢の賢島にある「ばさら邸」という食事付き温泉宿へ行ってきました。
私自身、伊勢神宮へは行った事がありますが、その先へ訪れるのは初めてでした。サミットが開催された事でも話題になった賢島。リアス式海岸で入り組んだ湾は絶景です。そしてその絶景の景色の一部として溶け込む様に存在しているのが「ばさら邸」。全20部屋の客室内露天風呂付き。

日本的な要素、遊び心のあるインテリア、一歩中に入ると非日常の世界に入ることのできるどこか神秘的な空間でした。

右側がエントランス、左側は宿内のパブリックスペース。海の近くだからかオリエンタルな要素が所々にあり、テンション上がります(笑)
写真は撮ってないですが、宿の中には伊勢神宮の祭事の写真など神秘的なアートがバランスよく飾られいて、他では感じることのできない伊勢独特の雰囲気にとても惹かれました。

こちらがエントランスを過ぎた待合室の様子。20部屋のみなので、この待合室が人で溢れることはなく、前には広大な自然と穏やかな内海が広がっていました。
壁面に飾られているのが祭事のモノクロ写真(写真家さんのお名前は覚えていませんが美しい写真)です。調度品は少しずつ手を入れているのだろうなと感じることのができアットホームでウェルカムな雰囲気。

 

左側は「玄幽の庭」という名前が付いていて、この渡り廊下を抜けると離れや貸切温泉、ラウンジがあります。右は待合室ですが、写真を見返しているとポイント的にグリーンが使われており、そこにワインレッドやブルーが組み合わさり、その隙を感じさせる独特の色使いは私的にはとても好みです。

 

少し目を凝らすと動物達がちょこんと座っておりました。右の写真は先ほどの「漠の庭」なのですが、所々にネコがおりました。後ろの壁はなんという手法なのか不明ですが有機的なラインがとても美しい… 私たちのお気に入りのイギリスの壁紙「Anthology」のコレクションに含まれていそうな地層系デザインです。
左側は貸切風呂「月の宮」にあったテーブル。お月さんを囲むウサギ達がなんとも愛らしい!

 

ばさら邸には、全部で3つの貸切温泉があり、宿泊客が30分毎の予約性になっており、朝夕で2つの温泉を楽しめます。上の写真もウサギがいる「月の宮」です。ここに来るまでのアプローチも森の小道を通って行きます。職業柄どうしてもソフトファニッシングに目が行ってしまいますが、お風呂を上がったところにあるこのチェアがとても好みでした。この様に所々に鮮やかな色の生地や家具があるので、思わず「かわいいっ」とまたテンションが上がります。

 

こちらはアユルヴェータのスパ。地域クーポンが使えるとの事で行ってきました!
左が待合室、右は個室の壁です。写真右の和紙でできたタイル型クロスは、私は使った事はありませんがサンプル帖で見た記憶があります。この部屋もグリーンxパープルで、とってもお洒落でしたよ。こちらでも日本の要素が入りながらも遊び心のある色使い…

お料理の写真は撮っていないのですがとても美味しかったです。この日はすでに満腹状態で食べれるかな?と心配でしたが、味良しバランス良し器素敵と文句なしでした。個室で庭を眺めながらの贅沢な時間で、三重県の日本酒も沢山揃ってましたよ!

あとで調べていたら、こちらを設計された建築事務所様のホームページを見つけました。
説明文を読んで「まさに!」と、作り手の方の意図が伝わる体験でした。

ばさら邸をデザインされた石井建築事務所様のHPより
『自然がくれた心地よさ』を感じながら、何となくお洒落に着飾って利用したくなるような露天風呂付の客室を持つ宿を創りたいとのオーナーの思い入れから、ばさら邸の施設づくりが始まり、陽の光を浴びて、美しくきらめく英虞湾を眺める丘の上に《汀渚 ばさら邸》が生まれました。従来の日本旅館のスタイルにとらわれない自由な発想で創ることで、お客様が勝手気ままに振舞える「ばさらな宿」としての空間づくりが出来たのではないかと思います。

ばさら邸の皆様、心からリラックスできる時間をありがとうございました。

Gotoがはじまって以来、関西近郊からの来訪で来年まで満室との事でしたが、機会があればぜひ泊まってみて下さいね!
コロナで海外にはまだ行けませんが、日本の魅力を発見する素晴らしい機会になりました。

こんみみ見右みぎのしゃ

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