Works

少しずつの模様替えが紡ぐ心地よい暮らし

ベンチシート2脚の張替えのご依頼です。

N様は以前からダイニングチェアの張り替えやテーブルクロスのご依頼もいただいており、少しずつの模様替えを楽しんでいらっしゃいます。
今回は、20年にわたり大切にお使いになられていた収納付きベンチシート2脚を、全く新しいスタイルで蘇らせました。

お選びいただいた生地は、フランスのファブリックブランド、LELIEVRE ルリエーブルのジャンポールゴルチエ デザイン。
彫刻的な装飾模様をレリーフ(浮き彫り)で表現した立体感のある生地で、モダンな中にも芸術性が光ります。

お家にゲストを招く機会もあるそうで、グリーンを基調としたお部屋は大きな窓から差し込む陽光と相まって開放感があり、ついつい長居したくなるような心地よい広々とした空間です。

家具の張替えは、雰囲気がガラリと変わり、長年愛用してきた家具に新しい息吹を吹き込みます。
これからもN様の暮らしに寄り添う家具として、末永くご愛用いただけましたら幸いです。

クライアント名
N様邸
施行月
2025年5月
PON-2168

絵本のような風景を纏う ベンチシートの華やかな変身

本日ご紹介するのは、以前ご依頼いただいたN様のベンチシート張替えの続きのお品です。

前回とはまた異なる生地をお選びいただき、印象もガラリと変わりました。

大胆な色づかいとユーモラスな鳥たちが描かれた、インパクト抜群のファブリックで新しい表情を纏いました。
今回お選びいただいたのは、イギリスのブランドCLARKE&CLARKE(クラークアンドクラーク)とEmma・J・Shipley(エマシップリー)がコラボしたコレクションの1つです。

鮮やかなブルーをベースに、ミステリアスなフクロウやトロピカルな鳥たち、星や植物が緻密に描かれており、見れば見るほど引き込まれるアートピースのようなベルベットファブリック。

お部屋に置くだけで、空間がぱっと華やぎ、まるで絵本の1ページのような風景が生まれます。
グリーンが映えるN様邸のリビングにもしっくりと馴染み、光がたっぷり入る窓辺で新しい魅力を放ってくれています。

クライアント名
N様邸
施行月
2025年6月
PON-2168

思い入れある家具を大胆な柄で蘇らせる

ソファの座面張替えのご相談に来られたS様。
訳あって座面の生地とフォームが傷んでしまい、どうにかしたいとのことでした。

最初は背面の生地に合わせた色味にしておりましたが、最後に選ばれたのはEmma・J・Shipley LYNX オオヤマネコのデザインです。

お部屋の中は色々な場所で集めてきたストーリー性のあるアンティークばかり。
どれも思い入れのある素敵なインテリアです。

悩みに悩んで決めたファブリック。最終的な仕上がりに大満足いただきました。
残布で枕サイズのクッションをつくることでソファ全体がまとまり、1Pソファ用のクッションはハチドリ生地にビビッドなピンクのボックスフリルを施しました。

お部屋の中がぐっと明るくなり、「毎朝山猫を見て幸せになります」と嬉しいお言葉をいただきました。
S様の笑顔に癒され、また元気を沢山もらっております。
暑い中、搬入もお手伝いくださり本当にありがとうございました。

クライアント名
S様
施行月
2025年7月
PON-2203

愛着ある形はそのままにランプシェード張替え

20年前に購入されたランプのシェード張り替えをご紹介いたします。

元町駅から徒歩2分の場所にある、ワインショップ ジェロボアム
2003年のオープン当初からレジカウンターに置かれていたそうです。
ユニークな形を気に入っていらっしゃり、シェードの張り替えを当店にご依頼いただきました。

張り替えに選んでいただいたのは、イタリア産ハチ模様のジャガード生地。
リネンコットンのナチュラル素材で、しっかりとした糸の織り目は、素朴ながらもラグジュアリー感のある質感です。

ホワイトとベージュ、裏表のリバーシブル仕様。
上下のパイピングは、明るいホワイトにして微妙に色を変えています。

点灯するとまた雰囲気も変わり、生地を通して漏れる柔らかい光が優しく手元を照らします。
お店の雰囲気にも馴染み、素敵に仕上がりました。
こうしてお気に入りの家具を長く使い続けていただけるのは私たちも嬉しい限りです。

クライアント名
ジェロボアム様
施行月
2025年7月
PON-2205

光と生地が織りなすホテルライクな空間美

築40年近いマンションをリノベーションされたT様。
デザイン設計はmash_space_design_office、当時の重厚感のある内装を活かしながら、ホテルのような照明計画でとても美しく硬派な空間に仕上げられました。

モダン×クラシックなインテリアに合わせて、透過性の強いレース生地をたっぷり使ったシェードや、ベルベット生地をバンディングとしてカーテンに取り入れました。

また、同じ生地でつくったクッションを真っ白なソファに置くことで、ゆるやかにブルーがつながります。
光によって色や透け感が変わる特殊なレース生地は、試行錯誤を繰り返して最後の形状にたどり着きました。

T様ご夫婦はお二人ともインテリアはもちろんのこと、生地も大好きで、じっくりとお打ち合わせを重ねながらデザインを決めていくプロセスを一緒に楽しませていただきました。

カーテンの奥深さ、そして面白さが詰まったプロジェクト。
これから何年、何十年と掛けてT様のインテリアが完成していくことを思うと、私たちも楽しみです。

ベッドルームと玄関のカーテンは別途ご紹介させていただきます。

クライアント名
T様邸
施行月
2025年5月
PON-2067

記憶を残し表情を変える アメリカンビンテージ椅子の張り替え

大切な方から譲り受けられたアメリカンビンテージの椅子。
どっしりと重厚感があり、革張りの座面は長年の使用で風格を感じさせる一方、ガタつきが出てきたことで「このまま使うか、思い切って買い替えるか…」とA様は迷われていました。
もともと物を大切に長く使う暮らしをされているA様にとって、この椅子は単なる家具ではなく、思い出とつながる大切な存在。簡単に手放すことはできませんでした。

そこで私たちがご提案したのは、修理を施し、さらに座面の張地を新しく変えることで椅子に新しい息を吹き込むこと。しっかりとした作りを活かしながら、現代の暮らしに合う表情へとリメイクする方向性です。

張地選びの際、A様の目に留まったのはOsborne & Littleのドット柄ベルベット。
起毛感のある上質な生地で、さまざまな色が織り込まれたデザインは遊び心がありつつも洗練された雰囲気を持っています。カーテンとの相性も良く、まさに一目惚れで即決されました。
これまでの男らしい印象から一転、インテリア性の高い華やかな椅子へと生まれ変わる瞬間です。

完成後の椅子は、当初の重厚感を残しながらも、色彩豊かな生地によって軽やかでモダンな印象に変化。
余った生地でクッションも2つ制作し、椅子とお部屋全体に統一感を加えることができました。結果として、空間全体に自然なつながりが生まれ、暮らしの中でより心地よく使える家具へと仕上がりました。

納品時、A様は「譲ってくださった方も喜んでくれると思います」と語られ、幸せそうな笑顔を見せてくださいました。
家具を残すことで人と人の想いが受け継がれ、住まいの中に温かさを広げていく――その瞬間に立ち会えたことが、私たちにとっても大きな喜びでした。

クライアント名
A様邸
施行月
2025年8月
PON-2188

ハワイの風が吹く神戸で会議椅子が纏う新しい表情

ご依頼主のお父様が30年前に購入された重厚感のある会議用の椅子の張替。

これまでにもテナントビルのソファや椅子をお任せいただいており、毎度お打ち合わせの際にはインテリアの話が尽きません。
今回は神戸・磯上エリアに新しく竣工したテナントビル LANI のためのご依頼でした。

ハワイをコンセプトに、建築から内装の細部にまでこだわり抜かれた空間。
昭和らしい重厚な会議椅子を、空間に溶け込むような軽やかで洗練されたデザインへ。
生地の色・質感・パイピングのラインまで、一つひとつ丁寧に吟味しながら新たな表情をつくりました。

ビルの責任者様とデザイナー様が、たくさんのサンプルを見比べながら決めていく様子は、まさにものづくりの楽しさそのもの。

レセプションパーティで完成した空間を拝見したとき、「ここは日本?神戸?」と思うほどの感動がありました。 長い時を経ても受け継がれる椅子と、こだわりの空間づくり。A様とスタッフの皆様の笑顔が、その全てを物語っていました。

クライアント名
A様
施行月
2025年7月
PON-2198

愛着ある家具に新しい息吹を ドレクセル家具の張替

昔から愛用されている家具を大切にお使いになられているN様。
お引越し当時に設えた内装を少しずつ変えて、インテリアをアップデートしたいというご依頼をいただきました。

どちらも今はなきアメリカのラグジュアリーブランド「ドレクセル」の家具の張替です。
エレガントな印象を残しつつも、ブラック系の強い色目を入れ、お部屋全体を引き締めたいとのことでした。

ご自身の好みが明確で、生地はすぐに決まっていきました。
ソファはユニークな起毛生地に無地2色をプラスして、裾には大ぶりなブリオンを付けています。
椅子はシノワズリなお生地をセレクトし、クッションも一緒に製作いたしました。

複数のファブリックを組み合わせてデザインすることは、とても楽しいプロセスです。
インテリアに少し飽きてきたけれど、お家のリフォームをするほどではない…
ソファを張替えたり、家具の配置を変えてみたり、飾るアートを変えてみたり…
インテリアが大好きなN様。納品時に「あれでもない、これでもない」と私たちも一緒にお部屋の模様替えも楽しませていただきました。

クライアント名
N様邸
施行月
2025年8月
PON-2180
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