Works
玄関を彩るメタリックの輝き ドラマティックなローマンシェード
前回に続き、T様邸の玄関のローマンシェードカーテン。
玄関正面のアートに合わせて、メタリック系のジャガード生地で製作しました。
harlequinfwの表生地に綿裏地をつけているので、より重厚感が生まれました。
ワンスワッグで裾を弓状に仕上げることで、柔らかい印象に。
幅約120cmの大型でしたが、美しく収まってくれました。
夜は室内のダウンライトでメタリック感が出るドラマティックな生地です。
沢山悩みましたが、この空間にピッタリなローマンシェードとなりました。
最後にリビングルームのグリーンを置いて撮影を。
グリーンが入るとまた雰囲気が変わります。
- クライアント名
- T様邸
- 施行月
- 2025年5月
カスタムデザインが叶える空間にぴったりのアート
今回、T様よりご依頼をいただいたのは、幅40cmの壁にぴったりと収まる、ヨコ20cm×タテ120cmのスリムなシノワズリ・アートパネルです。
存在感のある柄行きながらも壁面を圧迫することなく、寂しくなりがちな廊下に華やかなフォーカスポイントを作り出しました。
お選びいただいたシノワズリは、淡いピンク系は甘々になりがちですが、クリアレッドとスカイブルーのポイントで爽やかに引き締めた配色で、ハチドリのさえずりが聞こえてきそうな、軽やかで心躍るデザインです。
ベース紙は、しっくい塗装のような凹凸感に光沢が加わり、油絵のようにも見える素材。
光の陰影で見え方が変わる、テクスチャ感があります。
リサブレアでは、お客様の空間に合わせて縦長・横長・正方形など、様々な形状のアートパネルをカスタムデザインいたします。
限られたスペースを最大限に活かし、お部屋全体のバランスと調和がとれたデザインをさせていただきます。
- クライアント名
- T様邸
- 施行月
- 2025年8月
通り過ぎる場所に留まりたくなる美しさを
3階へと続く階段の踊り場に、もう少し華やぎが欲しい——
そのような想いから、ご相談をいただきました。
動線上の空間だからこそ、そこに美的な価値を見出すことで、日常に潤いが生まれるものです。
既にシノワズリ家具をお住まいに取り入れていらっしゃるA様。
淡い金彩のアートパネルは、縦格子に黒地のキャビネットと最高の組み合わせ。
施工場所となった西向きの踊り場は、陽光に恵まれた空間。設置後、自然光がアートパネルに差し込むと、黄金に輝く表情を見せてくれました。
朝の柔らかな光、真昼の明瞭な輝き、そして夕刻の情感豊かな陰影。時間帯によって刻々と変化する表情は、ゴールドならではの美しさを改めて実感いたしました。
- クライアント名
- A様邸
- 施行月
- 2025年8月
記憶を残し表情を変える アメリカンビンテージ椅子の張り替え
大切な方から譲り受けられたアメリカンビンテージの椅子。
どっしりと重厚感があり、革張りの座面は長年の使用で風格を感じさせる一方、ガタつきが出てきたことで「このまま使うか、思い切って買い替えるか…」とA様は迷われていました。
もともと物を大切に長く使う暮らしをされているA様にとって、この椅子は単なる家具ではなく、思い出とつながる大切な存在。簡単に手放すことはできませんでした。
そこで私たちがご提案したのは、修理を施し、さらに座面の張地を新しく変えることで椅子に新しい息を吹き込むこと。しっかりとした作りを活かしながら、現代の暮らしに合う表情へとリメイクする方向性です。
張地選びの際、A様の目に留まったのはOsborne & Littleのドット柄ベルベット。
起毛感のある上質な生地で、さまざまな色が織り込まれたデザインは遊び心がありつつも洗練された雰囲気を持っています。カーテンとの相性も良く、まさに一目惚れで即決されました。
これまでの男らしい印象から一転、インテリア性の高い華やかな椅子へと生まれ変わる瞬間です。
完成後の椅子は、当初の重厚感を残しながらも、色彩豊かな生地によって軽やかでモダンな印象に変化。
余った生地でクッションも2つ制作し、椅子とお部屋全体に統一感を加えることができました。結果として、空間全体に自然なつながりが生まれ、暮らしの中でより心地よく使える家具へと仕上がりました。
納品時、A様は「譲ってくださった方も喜んでくれると思います」と語られ、幸せそうな笑顔を見せてくださいました。
家具を残すことで人と人の想いが受け継がれ、住まいの中に温かさを広げていく――その瞬間に立ち会えたことが、私たちにとっても大きな喜びでした。
- クライアント名
- A様邸
- 施行月
- 2025年8月
ハワイの風が吹く神戸で会議椅子が纏う新しい表情
ご依頼主のお父様が30年前に購入された重厚感のある会議用の椅子の張替。
これまでにもテナントビルのソファや椅子をお任せいただいており、毎度お打ち合わせの際にはインテリアの話が尽きません。
今回は神戸・磯上エリアに新しく竣工したテナントビル LANI のためのご依頼でした。
ハワイをコンセプトに、建築から内装の細部にまでこだわり抜かれた空間。
昭和らしい重厚な会議椅子を、空間に溶け込むような軽やかで洗練されたデザインへ。
生地の色・質感・パイピングのラインまで、一つひとつ丁寧に吟味しながら新たな表情をつくりました。
ビルの責任者様とデザイナー様が、たくさんのサンプルを見比べながら決めていく様子は、まさにものづくりの楽しさそのもの。
レセプションパーティで完成した空間を拝見したとき、「ここは日本?神戸?」と思うほどの感動がありました。 長い時を経ても受け継がれる椅子と、こだわりの空間づくり。A様とスタッフの皆様の笑顔が、その全てを物語っていました。
- クライアント名
- A様
- 施行月
- 2025年7月
さっと開ける さっと魅せる クッキー店の間仕切りカーテン
神戸生まれのクッキー専門店 TRÈSDIMANCHE トレディマンシュの須磨ショップにて、店頭とバックヤードとの間仕切りをご依頼いただきました。
既存のロールスクリーンでは毎回の開け閉めが面倒とのことで、さっと開けられるカーテンをご希望くださいました。
店舗に入ると一番に目に付く大切な場所であり、生地は色や柄を含め悩まれていましたが、最後は大胆なイエローをセレクトされました。
レール幅の2倍の生地を贅沢に使った2倍ヒダにすることで、深い陰影を表現しています。
バックヤード側にレールを付けることで、店内側が表になるよう工夫いたしました。
リサブレアの人気遮光生地ANTONは、ドレープ性が美しく、空間を一変させることができる魅力的な生地です。鮮やかな色味と上品な光沢感は、特にカーテンとしてとても映えてくれます。
🍪TRÈSDIMANCHE トレディマンシュ TRÈSDIMANCHE HP
📍須磨ショップ 【板宿駅から徒歩6分】
〒654-0024
神戸市須磨区大田町2-2-1
TEL:070-8556-1862
定休日:火曜
10:00-18:00
📍芦屋ショップ 【N’s select内】
〒659-0091
芦屋市東山町7-31
TEL:0797-20-7853
定休日:火曜
11:00-18:00
元町通5丁目のリサブレアから、車で10分の距離です。
プラリネサンドが絶品ですので、神戸に来られる際はぜひお立ち寄りください。
トレディマンシュ様、ありがとうございました。
- クライアント名
- TRÈSDIMANCHE様
- 施行月
- 2025年7月
愛着ある家具に新しい息吹を ドレクセル家具の張替
昔から愛用されている家具を大切にお使いになられているN様。
お引越し当時に設えた内装を少しずつ変えて、インテリアをアップデートしたいというご依頼をいただきました。
どちらも今はなきアメリカのラグジュアリーブランド「ドレクセル」の家具の張替です。
エレガントな印象を残しつつも、ブラック系の強い色目を入れ、お部屋全体を引き締めたいとのことでした。
ご自身の好みが明確で、生地はすぐに決まっていきました。
ソファはユニークな起毛生地に無地2色をプラスして、裾には大ぶりなブリオンを付けています。
椅子はシノワズリなお生地をセレクトし、クッションも一緒に製作いたしました。
複数のファブリックを組み合わせてデザインすることは、とても楽しいプロセスです。
インテリアに少し飽きてきたけれど、お家のリフォームをするほどではない…
ソファを張替えたり、家具の配置を変えてみたり、飾るアートを変えてみたり…
インテリアが大好きなN様。納品時に「あれでもない、これでもない」と私たちも一緒にお部屋の模様替えも楽しませていただきました。
- クライアント名
- N様邸
- 施行月
- 2025年8月
小さな窓を大きな物語へ シノワズリが描く理想の寝室
今回の施工例のコンセプトは「窓いっぱいに広がるシノワズリカーテン」
ご依頼くださったA様は、ご自宅でお仕事もされていて、一日の中で唯一ほっと安心できるのがベッドルームだそうです。そこには、大切な人から受け継いだアメリカンビンテージの家具が並び、長く大切に使われてきました。
きっかけは、シノワズリの生地を探して色々なお店を巡られていた中で、リサブレアに辿り着いてくださったこと。十数年前にリフォームされたベッドルームは、広さがある一方で、ベッドを小さな収納用個室に置いていたため、全体的に少し寂しい印象になっていました。
そこでご提案したのは、横長の腰窓を「窓いっぱいのシノワズリ」で彩ること。
天井から床までカーテンを下げて窓を大きく見せることで、部屋全体に奥行きと華やかさをプラスしました。限られた下地に対応するため特殊なレールを採用し、機能面にもこだわっています。
デザインは、カーテンを閉めるとまるでシノワズリの世界が広がるように大胆に柄を配置。さらにチャコールグレーのレースカーテンを合わせることで、落ち着きと奥行きを感じる空間へと変わりました。
完成後、A様からは「扉を開けると自分の部屋とは思えないほど変わった!」「朝の光に照らされたシノワズリが幻想的で美しい」とのお声と写真をいただき、私たちもその瞬間を一緒に喜ばせていただきました。
お気に入りの家具と新しいファブリックが出会い、A様だけの“くつろぎのベッドルーム”が完成しました。
- クライアント名
- A様邸
- 施行月
- 2025年8月
